社会人に読んでもらいたい一冊 渋沢栄一『論語と算盤』現代語訳版
この本を読むまで渋沢栄一という人を知りませんでした。
渋沢栄一がどんな人かといいますと
幕末明治を生き抜いた巨人で、第一国立銀行や東京証券取引所
などといった多種多様な企業の設立、経営に関わり、
日本資本主義の父といわれている。理化学研究所の創設者でもあり
日本ではじめて株式会社を設立し、500以上の企業を作った人物
アメリカ経済に詳しい人ならば知っている・ピーター・ドラッカーが支持した三人の
男の一人で
「渋沢は会社という概念、そして会社という仕組みをはじめて発見した日本人」
「率直にいって私は、経営の『社会的責任』について論じた歴史的人物の中で、かの偉大な明治を築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の右に出るものを知らない。彼は世界のだれよりも早く、経営の本質は『責任』にほかならないということを見抜いていたのである」
と述べた
アメリカ人のトップも日本人に影響をうけ実践をしている。
現代社会では私利私欲に流されやすく、日本経済においても同じである。
社会に出ると人は資本主義の激しい濁流に巻き込まれてしまい、信念をうしなってしまう。
こういったすぐれた書物はそういった人達を救い、正しい道へと戻してくれると思います。
論語と算盤と書いてあると読みにくそうに思えるが、でてくるのはほんの少しなので読みやすいです